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山陰広告賞2026
受賞作品

  島根県立美術館 作品展示

3月11日|水|~3月16日|月|

10:00 ~ 16:00 ※最終日は15:00

【講 評】
山陰広告賞 審査委員長
日下慶太

 
「ひと昔なら入賞していたものが賞を獲れない」。小村審査員がそう言いました。まさに、そう。全体としてまずレベルの底上げがあります。特にデザイン、動画部門でのレベルはいつも高くて、ここの審査は胃が痛い。

毎年、いつもこんな感じなですが、どんなふうに審査をしているかといいますと、6名の審査員で
 

  1. よかったものを審査員で何作品かピックアップして、作品を絞り込みます。
  2. そこから多数決を取ります。一人だいたい2票ぐらいで、絞り込んだ数が多ければ3票、何票でもいい、といったこともあります。
  3. ここでかなり絞られてくるので決選投票
  4. 票の多さで金と銀が決定
  5. ただ、どうしても、これがよかった、という場合は、各審査員が応援演説をします。それで、受賞するものもあれば、順位が変わったり、落選することもあります。あまりありませんが。


ここまではだいたいいつも順調。新聞、ラジオ、テレビなどですね。あと、グランプリと準グランプリも、割とすっと決まります。いいものはやっぱりいいですからね。

ここからがいつも大変・・・これは複合では落ちてしまったけど、ポスターがとてもいいからポスターで賞をあげよう。これは、デザインに入っているけど、今までにないものだがから、イノベーションでいいんじゃない、といった部門の入れ替えですことです。今回は審査に時間がかかりました。審査の前に動画はすでに見てきていますよ。お昼の1時から夜の7時ぐらいまでかかった白熱した審査でした。でも、ぶれちゃいけない筋は、「すべては、山陰クリエイターのために」。クリエイターが受賞して、励みになって、さらによいものをつくる力になる。それが山陰広告協会にとって何より大切なことです。

そして、私がいつも課題にあげていた「言葉」。いつもより、言葉にチャレンジしている方が多くいました。私はそれがいちばんうれしかったです。
 


【山陰広告賞グランプリ】

 
あげ、そげ、ばけ。小泉八雲とセツが出会ったまち 松江
 
広告主=松江市 小泉八雲・セツのドラマ応援室
制作者(社)=(株)グレイスデザイン
 

「あげ、そげ、ばけ。」という言葉に驚きがあること。そして、これをいろんな人がシェアできるようにしているのもよかったです。松江の町が「あげ、そげ、ばけ、だらけ。」になっていましたね。でも、デザインがいいから気持ちよく見ていました。あと、言葉で引っ張ってくるの、これが初めてじゃないかな。
 

 

 


【山陰広告賞準グランプリ】

 
出雲ICHIGO縁グランドデザイン/結ベリーブランディング
 
広告主=(株)TSK農縁/山陰中央テレビジョン(株)
制作社=松陽デザインラボ/(株)スタジオ・カナ建築設計事務所
 

キャラクターが最高にかわいいでしょう。名前も最高でしょう。そして、サイト、商品から農園までの多岐に渡るデザイン。見てるとイチゴが食いたくなりました。これからのICHIGO縁の活動がさらに楽しみです。

 


【地方創生賞】

第3次雲南市総合計画「うんなんビジョン2025-2034」
 
広告主=雲南市役所 制作企画部 政策推進課
制作社=(株)エブリプラン/(株)グレイスデザイン
 

以前、松江市のビジョンブックがありました。自治体の総合計画なのに、こんなにデザインされたものは見たことがないということで地方創生賞にしました。今回は、雲南市の総合計画なのにコウノトリの物語から始まるんです。話も面白いし、デザインが隅々まで行き届いている。全国の自治体が見習ってほしい。大阪はたこ焼きから始まるんやろうか。
 

 
※画像で紹介しているのは作品の一部です。ぜひ上記リンクからご覧ください。

 
 

 
 
 
 
海士町大感謝祭
Behind the scenes
 
広告主=海士町役場総務課
制作社=中村組
 

「どうしてつらいのに祭りを続けるのか?」この問いを、動画を通じで日本全国に投げかけたい。幸か不幸か、コロナ禍で「やらなくていい」ことを覚えて、たくさんの祭りやイベントがなくなった。今、私が仕事で通っている奈良の山奥でもそう。「ない」が故のラクさと、「ない」が故のさみしさ、希薄になっていく住民の絆。さすが地方創生のトップランナーの海士町、いつも新しい視点を提供してくれます。

 


 

山陰広告賞 2026
クリエイター・オブ・ザ・イヤー

安達怜美
(株)グレイスデザイン

 

生えある第1回の受賞者は、五十音順で決めたんじゃないんです。各部門の受賞作が決定した後、それは誰が作ったのかと見ていけば、おお、これも、安達さんか、これも、安達さんかと、なったわけです。文句なしでした。今年は安達さんとセツの年ですね。

 


 

山陰広告賞 2026
山陰クリエイティブカンパニー オブ・ザ・イヤー

(株)グレイスデザイン

 

安達さんが所属する会社ということもありますが、安達さんの作品を一緒に作っていたのはグレイスさんの他のスタッフさんですしね。しっかし、グレイスさん、いいのを今年に固め打ちですね。参りました。

 


【新人賞】

栂美由紀
(株)SAIDO

 
デザイン部門金賞の松江城、受賞は逃しましたが脱炭素アクションもよかったです。作品点数が多く、それぞれのクオリテイがしっかりとありました。

 


【写真賞】

 

 
 
石見銀山大森町写真集
「おもかげ」
 
広告主=(株)石見銀山生活文化研究所
制作社=6B
 

「おもかげ」は写真集といっても過言ではありませんでした。無料のパンフレットという予算の制約がある中での印刷物ですから、もっと大きなサイズの写真用紙に印刷されたものも見てみたくなりました。

 
 

 

部門賞

 
 

新聞・雑誌

 
金賞

 

楽しさと絶望は、紙一重。
SHIMANE飲酒運転ゼロプロジェクト
 

広告主=協賛各社/(株)山陰中央新報社
制作社(者)=(株)山陰中央新報社/(株)SAIDO
 
大胆なグラフィック、キャッチコピーもボディコピーも秀逸です。飲酒運転やめよう、と思いますよね。「紙一重」という表現で新聞紙上の表裏を使ったのもニクいですね。シリーズで前作を越えるって大変なんですが、昨年よりもパワーアップしてますね。

 
銀賞

 

積み上げる
エヌエル
 

広告主=松江エヌエル工業(株)
制作社(者)=(株)山陰中央新報社/(有)パリティクラブ
 
よい意味で広告っぽくないグラフィック、キャッチコピーもしっかり効いている。去年の新人賞の藤江さんの作風が出てますね。新人賞のクリエイターがブイブイ活躍してるのがまたうれしかったです。


テレビCM

 
金賞

 

プロにお任せ告白篇
 

広告主=企業警備保障(株)
制作社(者)=transit/(株)TK WORKS
 
15秒CMのお手本のよう。テンポがいいし、キレがあるし、タレントの使い方がうまいし、裏切りがあるし。スサマジのプレイヤーのタレント広告が増えてきましたが、この使い方は斬新。みなさんもスサマジとタイアップの際はぜひ参考に。

 
銀賞

 

テントミュージック編(改)
 

広告主=(有)八雲テント
制作社(者)=(株)TK WORKS/(株)ブレイクスルー
 
一度聞いたら頭でループしそうな音楽、かわいいキャラのアニメもいい。そして、八雲テントが結局何をしてるかよくわからなかったのが、またいい。


ラジオCM

 
金賞

 
「優しい一歩を踏み出そう!」
 

広告主=(株)エフエム山陰
制作社(者)=(株)エフエム山陰
 
「死」という非常にデリケートな問題に切り込みながらも、みんながちゃんと聴いていられて、誰の気分を害さないように上手に仕上げていました。私も人生会議しようかな。「優しい一歩」シリーズ、ここ数年ずっといいですね。

 
銀賞

 
 
 

広告主=(独)国立高等専門学校機構/松江工業高等専門学校
制作社(者)=(株)エフエム山陰
 
学生がつくったCM。たくさんの登場人物が出てきますが上手な構成と演出で聞きやすくて面白かったです。工業会の八百万の神が松江高専から現れますよう。


ポスター・アーバンアド

 
金賞

 

自動車学校の
モニュメントサイン
 

広告主=(学)鳥取県自動車学校
制作社(者)=(株)シセイ堂デザイン
 
ホワイトボード付きの屋外広告というアイデアが評価を集めました。卒業生が思い出を書き残していったりと、実際に機能していることもポイントです。

 
銀賞

 

カナツ技建工業(株)
松江市バス ラッピング広告
 

広告主=カナツ技建工業(株)
制作社(者)=DEATEC(株)
 
広告って目立とうとするからだいたい派手になるんです。ラッピング広告は特に。でも、これは色がモノトーン。あえて抑えめの広告。そこにインテリジェンスと企業の品位を感じました。


パンフレット

 

 
金賞

 

石見銀山大森町写真集「おもかげ」
 

広告主=(株)石見銀山生活文化研究所
制作社(者)=6B
 
写真もいいし、言葉もたまらないんです。これ欲しい。これはパンフを超えて写真集ですわ。無料で配るなんてもったいない。1ページそれぞれが、ポスターになりそうなクオリティでした。実は、このコピーライターは渡邊千佳という私の前職時代の後輩でして(だから、受賞したわけではないです)、凄腕のコピーライターです。郡言堂さんに友人がいるということで5年間通っていたそうです。すべてをかなぐり捨てて大森に移住したいそう(笑)それを実現させるために、今度、講演でもしてもらいましょう。

 
銀賞

 

しまね十九
 

広告主=島根県市町村総合事務組合(しまねまちなび)
制作社(者)=sog(株)/(株)あしたの為のDesign
 
企画がおもろいし、コーナーごとにデザインをガラッと変えて工夫してるし、写真もいいし、自由です。パンフレットを超えて雑誌ですわ。山陰広告賞の審査をずっと続けてきましたが、こういう切り口の島根の紹介はなかったですね。19号まで続きますよう。


SP

 

 
金賞

 

北斎プロジェクトグッズ
 

広告主=松陽デザインラボ
制作社(者)=松陽デザインラボ
 
北斎のシリーズは今年に限らず、毎年いつもポスター、サイトなどクオリティが高いんです。しかし、元の絵が北斎というスーパースターだけに判断が難しいのですが、今回は様々なグッズ化がよかったです。

 
銀賞

 

玉造ぷち湯治旅。チラシ
 

広告主=(株)玉造温泉ゆうゆ
制作社(者)=渡部印刷(株)
 
まるで、玉造温泉の泉質のようなまろやかでやさしいイラストがよかったです。


パッケージ・プロダクト

 

 
金賞

 

柿壺リブランディング
 

広告主=柿壺(株)
制作社(者)=(株)グレイスデザイン
 
ロゴとパッケージ、そして何より、柿の状態に合わせたダンボールのデザインもよかったです。どれも非常にクオリティが高かったです。

 

 
銀賞

 

ギョぎょ魚缶
 

広告主=(有)ヤマヲ水産
制作社(者)=(同)ミクスル
 
出品作品のほとんどが、上に向かうベクトルなのに、カップ酒のような安そう、でも、いや、だからこそ、うまそうなパッケージで、ひとつだけベクトルが違いました。


デザイン

 

 
金賞

 

松江市長寿の祝い
てぬぐい
 

広告主=松江市役所
制作社(者)=(株)加藤紙店/(株)グレイスデザイン
 
てぬぐいのデザインがよいというのは当然あるのですが、それに加えて自治体からの長寿祝いという、デザインがなかったところにデザインをしているのが素晴らしい。長寿祝いってお金だけがだいたいのようで、このような素敵なプレゼントはいいですね。

 
銀賞

 

カイケノマド
ロゴデザイン
 

広告主=かいけラボ共同事業
制作社(者)=(有)パリティクラブ
 
本と「皆」という文字の組み合わせと、手書きのようなあたたかさ、ロゴが単体としてとてもよいですね。これがもっといろんなところに展開して欲しいですね。今後に期待です。


動画

 

 
金賞

 

島人を結ぶ 隠岐古典相撲
 

広告主=隠岐の島町
制作社(者)=(株)メディアスコープ
 
隠岐の魂がそこに籠もっていました。きっと100年後にも見返される作品ですね。長い時間をかけて撮影した労力と情熱に脱帽です。動画部門はレベルが高く、そこでの金はとても価値があります。ドキュメンタリーと、バラエティ番組と、ドラマとをどう判断するかはとても悩みました。

 
銀賞

 

【島根グルメ】このまち、このメシ【益田】
YouTubeチャンネル
 

広告主=(一社)ますだプライドクリエーション
制作社(者)=(株)益田工房
 
お店というたった一つのロケ地で、おじさんが食べながらしゃべってるだけだんだけど、長ついつい見ちゃうんだよなあ。料理が本当においしそう。審査員、みんな田吾作に行きたがってました。効果も絶大。こんな地方紹介動画、以外にあんまりなかったよな。


インタラクティブ

 

 
金賞

 

サクッと簡ターンに読める
IJU調査記録「TURN」
 

広告主=ふるさと鳥取県定住機構
制作社(者)=(株)シセイ堂デザイン
 
移住系のものってストレートな見せ方が多いのですが、(島根県は実際にそう)、一味違った工夫が評価されました。WEBながら雑誌のように読めるよさがありました。実際に印刷物(雑誌)として展開しているのもよかったですね。

 
銀賞

 

IZUMO365
 

広告主=出雲市
制作社(者)=ソニーデザインコンサルティング(株)/(株)あしたの為のDesign
 
ひとつひとつの投稿が丁寧でクオリティが高い。それが毎日!?しかも、写真だけじゃなくて、ちゃんと言葉にも挑戦している。フォロワー数は1万を超え、もうビッグコンテンツですね。ぼくはしんどそうだからInstaは担当したくない。


イノベーション

 

 
金賞

 

島根県西部専門高校特集
地域で育つ未来のチカラ
 

浜田商業高等学校 ポスター/動画
浜田水産高等学校 ポスター/動画
矢上高等学校 ポスター/動画
邇摩高等学校 ポスター/動画
益田翔陽高等学校 ポスター/動画
江津工業高等学校 ポスター
 
広告主=島根県、協賛各社(51社)
制作社(者)=(株)山陰中央新報社
 
「地元高校の広告を地元企業が行う」という全く新しい広告スキーム。よい高校生が自社に来て欲しいという動機なのでしょうけど、人材難に手をこまねているではなく、企業から動き出している。すばらしい取り組みでした。
 

 
銀賞

 

おおちゃん
POP UP STORE
 
 

広告主=(有)タシロコーポレーション
制作社(者)=(株)あしたの為のDesign
 
展開されているグッズや作品、1点1点のクオリティがとても高かったです。しかも、地元で、結構人気。キャンペーンをリアル店舗に展開するって結構しんどいとおもうんですね、そこも評価ポイントです。


複合

 

 
金賞

 

松江城天守
国宝指定10周年

 
広告主=協賛各社/松江市/松江城天守国宝10周年記念事業実行委員会
制作社(者)=(株)山陰中央新報社/日本庭園由志園(株)/(株)SAIDO/新和設備工業(株)/(株)and Jam
 
松江城のような美しいロゴデザイン、ポスターなど、それぞれのクオリティが非常に高く、まるで国宝のようでした。松江の品性がここにつまっていました。大阪人にはつくれない。

 
 

 
銀賞

 

なぎの木テラス
ブランディング・デザイン
 

広告主=浅利観光(株)
制作社(者)=松陽デザインラボ/(株)スタジオ・カナ建築設計事務所
 
それぞれのデザインもありますが、この施設のこれからの期待も込めて銀賞にさせてもらいました。ここのオリジナル商品や広告など、今後ここから作品が応募されることを期待しています。


 
 
◎作品展示情報

2025年
3月11日|水|~3月16日|月|

10:00 ~ 16:00 ※最終日は15:00

島根県立美術館

松江市袖師町1-5 ギャラリー
TEL(0852)55 - 4700
 
 
 
 
出品者の方の搬出は
2024年 3月17日|火|
10:00 ~ 12:00(時間厳守)
※島根県立美術館
 
 
表彰式・講評会
山陰広告協会定時総会懇親会席上(2026年6月開催予定)

 
 

 
 

審査委員長

 
 
 コピーライター・写真家
日下慶太 氏 
 Keita Kusaka
 

1976年大阪生まれ大阪在住。コピーライターとして働きながら写真家、UFOを呼ぶためのバンド「エンバーン」のリーダーとしても活動中。
商店街のユニークなポスターを制作し町おこしにつなげる「商店街ポスター展」の仕掛け人。2021年に20年間勤めていた電通を辞めてフリーに。著作に自伝的エッセイ『迷子のコピーライター』(イーストプレス)、写真集『隙ある風景』(私家版)。佐治敬三賞、グッドデザイン賞、TCC最高新人賞、KYOTOGRAPHY DELTA Awards、造本装幀コンクール日本印刷業連合会会長賞ほか受賞多数。 
 
 


 
 


 
 
主催:山陰広告協会
協賛:山陰中央新報社、BSS山陰放送、TSKさんいん中央テレビ、日本海テレビジョン放送、エフエム山陰
後援:島根県、鳥取県、松江市、米子市、松江商工会議所、出雲商工会議所、安来商工会議所、米子商工会議所、境港商工会議所、鳥取商工会議所、島根県商工会議所連合会、鳥取県商工会議所連合会、NHK松江放送局、NHK鳥取放送局、朝日新聞松江総局、読売新聞松江支局、毎日新聞松江支局、日本経済新聞社松江支局、産経新聞社、中国新聞社
協力:山陰広告協会会員各社
 
 


 
 

山陰広告賞について

 
広告文化・技術の向上と地域振興を図ることを目的に「島根広告協会」が、1977年「島根広告コンクール」を開催したのが「山陰広告賞」の始まりです。
1983年に広告技術の一層の振興を目指して電通から審査委員長をお招きし、名称も「島根広告賞」へ変更。さらに2019年には「山陰広告協会」へ改称し、山陰両県を対象とした「山陰広告賞」として実施することになりました。
毎年、その前年1年間に山陰で制作された広告を集め、その中から優れた作品を表彰し、一般にも展示いたします。